最近の修理込み具合

いつもご覧いただきありがとうございます。

先月末に新しく家族が増えましたので、しばらくの間、長男と次男の面倒を見ていたためかなり仕事をセーブしていました。

お預かりしていた修理も無理をいってお待ちいただいている状況でしたが、新規にお受けできる状況になりました。ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

今日現在はクラリネットのオーバーホール2台と部分修理2台、オーボエの調整1台、

バスクラリネットのオーバーホール1台、部品待ちのテナーサックス1台。

トランペットの洗浄と部品交換が2台。これで全部かな?


さてタイトルのストラップリングのこと。

学校備品の修理が大半の当方です。

20年ぐらい使用していると思われますが、この部品はすりへります。

ある日、突然ぶちっと切れます。

あるいはストラップのホックが折れます。

この修理で2000円ぐらいと思います。

純正部品代込みで。

部品がちぎれて楽器が飛んでいくと、とても大きく壊れます。

ベルが曲がる、キイが曲がる、凹むなどなど。

そうなる前に一度確認されるのをおすすめします。



この楽器は35年くらい前の楽器と思います。

やはりこれだけすり減ります。

ストラップのホックがリングより硬い素材でできている場合は、こうなりがちですね。

ストラップが堅牢なのは悪いことではないです。

ストラップは消耗品なんで、できれば楽器の素材よりも柔らかいものでできている方が

良いのでは・・・

なによりも、ストラップはクレーンのように吊り下げるための道具じゃないですし。

あくまでも「吹くのに調度良い位置にセッティングするための演奏補助具」でしかないと思っています。私には信じられない光景ですが、ぶら下げて歩いている方を頻繁に見かけます。

故障や事故には原因があります。

大きな事故になると修理代も高額になります。

今一度ご自分の楽器を点検されては?