とある方から
「最近ブログ更新してないね?本音を書いてるのが好きなので更新してね」
と言われたので、少々長くなりますが最近の本音と怒りを・・・
他社さんの悪口になるのかもしれませんが・・・
私とは付き合いのない吹奏楽部顧問の先生にご挨拶した際
「お宅の修理は安い?早い?」と尋ねられました。
その先生のご意見では
お付き合いしている楽器屋さんの修理は
「値段が高い、納期に時間がかかる、仕上がりがイマイチ」なんだそうです。
うちも例外的に時間の掛かる修理もあります。
「直るならいつまででも待つから、どうせ捨てる気でいたので」との言葉を真に受けて
相当期間お待たせしている楽器もあります。
かなり面倒で、ある部分をゼロから製作しなければならないので、現状時間のある時に試作を繰り返していますが、これがなかなか大変です。
修理代としては10000程度なのですが、これを修理するために15万ぐらいする機械を導入したり、資金繰りもなかなか大変なんですね。その他にもこれを修理するための部材はいろいろ仕入れましたので総額で20万以上はかけてます。今後のために必要なので設備投資はしますが、お金が潤沢にあるわけでもないので本当に大変です。
ですので、中古の楽器(クラリネットが良いのありますので)をどなたか買ってください。
お金が足りません!!
さて話をもとに戻しますと
北海道内では「楽器の修理は高くて当たり前、時間がかかって当たりまえ、仕上がりがイマイチでも文句を言えない」状況のようです。
出張修理の際に気を付けていることを上げますと
・直した後に私が吹いて問題ないか確認する
・修理を依頼した方に実際に吹いていただく
・納得するまで調整はする(といっても2回目でだいたい喜んでもらえますが)
これらは当たり前にやっています。
ですので文句はあまり言われません。
過去には「うちの修理人が修理したんだから音が出ないわけがない。吹き方が悪い」
と一刀両断する営業マンもいたそうですが、金管吹きのオッサンに
木管の吹き方を断罪されて、いい気分はしません。
使い方の問題(組み立て方や掃除の仕方に問題があり故障につながっているケースも多い)のレクチャーもします。作業しながらレクチャします。
この点は「口から先に産んでくれた」母親に感謝しています。
限られた時間の中、できるだけ多くの楽器を修理したいので、
・手早くできるもの
・時間はかかるがその場でできるもの
・預からないとできないもの
に分け作業を進めています。
また、ある工房に外注を依頼した折に
「私は〇〇高校(全国常連の有名校)の様に演奏も上手で使い方がわかっている学校の楽器しか基本的に受け付けません」と言われたこともあります・・・嘆かわしいですホント
コンクールで考えてみますと
「最高峰の大会に出場するのは1~2校」
「北海道大会に出場するのは、各地区の各部門から1~2校」
「コンクールに出場している学校、そのほとんどが涙をのんでいる」のですね。
私はこんなことを考えています。
「もしかしたら楽器の調子が悪くて、使い方やメンテナンスの仕方が悪くてコンクールに勝てなかったかもしれない。そうだとしたら負けたのは修理屋の責任」
「コンクール常勝バンドの様に、楽器の状態が万全ならば、負けた学校も実は勝てたのかもしれない」
「楽器の状態は平等じゃなきゃいけない。コンクールの舞台はある意味では戦場。武器が壊れていて戦えるわけがない」
というわけで、
演奏が下手な学校の楽器は修理しませんというなら修理工房を名乗るな!
と本気で思っています。
実はこの件について、相当怒っています私は。
その工房には、それ以来一度も外注を出していません。
その方々とは本質的に何か違う。性根が全く違うので付き合いたくありません。
あっという間にコンクールシーズンも終わっていきます。
今年こそは!と考えている先生方も多いかと思います。
子どもたちの青春は一度きりですので
微力ですが、よき思い出をつくるサポートをしていきたいと思っています。
私自身コンクールで勝ったことがないので
悔しい思いをしている学校には何とかしてあげたいと常に思っております。
どうぞごひいきにほど。
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